アスファルト防水は比較的ビルやマンションの屋上での施工に用いられることが多く、一般住宅やマンションのベランダでは安価で工期が短く済むFRP・ウレタン防水が主流です。
アスファルトといっても、道路工事のように施工するわけではなく熱で溶かしたアスファルトとルーフィングシートという防水シートを何層にも重ねていき強固な防水帯を作り上げていきます。
また、熱で溶かす『熱工法』のほか『冷工法(常温工法)』という熱を使わない工法もあります。
こちらはあらかじめ粘着層が付いた改質アスファルトルーフィングを使用して行う工法で、火気を使用せずに施工できることから環境にもやさしい防水工法です。
どちらも、建物の形状を考慮し施工する工法を決めていきますが、近年は安全性・環境性・耐久性に優れた『冷工法(常温工法)』を使用することが多いようです。