木のカウンターから大理石使用したシックでお洒落なカウンターになるまでの軌跡をご覧ください!
天板に乗せている石は大理石を切削(割砕き)したものを、オーナー(依頼主)および設計士が選び配置していきます。
大理石を石材用ボンド(セラミックボンド)で接着させていきます。
オーナー(依頼主)からの指示配置に墨付けし、慎重に石張りしていきます。
カウンターから少しはみ出るように大理石を配置します。この石が今後どうなっていくのでしょうか…?
こちらもカウンターに沿う形で大理石を配置し、R(アール)を作ります。
※Rとは建築用語で「曲面」
カウンターと左官材のクラック(ひび割れ)防止のためにファイバーメッシュを大理石の形にくり抜きます。
ここからはいよいよ左官職人の出番です。左官材のデコリエブライトを塗っていきます。
まず、一層目を塗っていきます。
一層目が乾く前にファイバーメッシュを伏せ込み(網目から一層目をはみ出させるように塗ること)。当現場において仕上げ層まで五層塗りをしています。 ※層によって、デコリエブライトと石の配合を変えています。
これより研磨作業開始です。
職人の腕の見せ所1 隠れている石表面を際立たせるために ”水平” ”垂直”に気を付けて、塗りつけたデコリエブライトを滑らかに研磨していきます。
残念なことですが、1日分の粉塵(研磨後に集塵した産業廃棄物)です。当社では適切に処理をしていますので、ご安心を!
職人の腕の見せ所2 天板を平滑に研磨していきます。
職人の腕の見せ所3 建築用語で350Rといい、きれいな曲面を職人の感覚で形成します。
磨きのツヤを上げていきます。
デコリエブライトを塗布した際にできた気泡にノロ掛け(デコリエブライトを通常より柔らかい左官材にして塗りつけること)していきます。施工途中で必ず行います。
腕の見せ所4 平らな石を”水平””垂直”に張りつけ、石も30Rに形成していきます。2枚の石で1枚の石を表現し、石と石の相口(繋ぎ目)は補修をおこないます。
施工中に石のクラック補修をしています。
補修をしている様子。仕上がりを想定して、色を作りクラックを補修します。
壁にタイルを張りつけている様子。当社では石工職人がタイルも施工いたします。
タイルの目地詰め(つなぎ目を埋める作業)完了です。
表面処理(トップコート)完了。
本設の明りではありませんが、ツヤがよくわかる一枚。お好みでツヤ消しにすることも可能です。
店舗入口から見たカウンターです。
木のカウンターから一気に存在感のあるカウンターへ大変身! よく見るとハートの形をした石もあります^^